パートナー(設計事務所)選び

設計事務所を選択する上で、重要な基準が2つあります。一つは、施工まで任せることが出来るか、もう一つは、過去の設計例に好みのデザインが見当たるかです。前者の基準をクリアする事務所は多く、最近の主流はワンストップの事務所となっています。施工まで一括して任せられれば、見積もりから着工までの期間を短縮することが出来ます。施工業者は予め設計事務所が選定しているため、諸条件に合う業者を選ぶ手間が省けるのです。それに対して設計のみの依頼しか叶わない場合、着工まで2週間ほど余計に時間が掛かってしまうことがあります。後者の基準をクリアしているかは、事前調査に時間を掛けて確認する他ありません。各設計事務所には得意分野があり、過去の実績も事例同士が業種や業態の面で似通っていることがほとんどです。ホームページ等には実際に請け負った設計の例が掲載されていることも多く、それらを確認するようにしましょう。自店舗のコンセプトに近いものが多ければ、そちらの事務所を選ばれるとよいでしょう。但し事務所を選んだら安心できるものでもなく、デザイナーの選定にも同様の注意が必要になります。というのも、デザイナー個人にも得意分野が存在するからです。特に水回り、動線といった店舗には欠かせない箇所のデザインには相応のスキルが求められるため、店舗設計の経験を豊富に有しているデザイナーを選ぶようにしましょう。

 幾つかの事務所に絞ることが出来れば、それらの事務所に見積もりを依頼し、比較検討します。予算やコンセプト、仕上がりのイメージ、開店時期を伝えても、早急にスケジュールを作成してくれないような事務所は頼りにすることが出来ません。早い段階で候補から削るべきでしょう。また見積もりの総費用が安すぎても高過ぎても、信用するに値しません。