予算との兼ね合い

 クライアントにとっては、設計図と予算に関して合意した上で契約するわけですから、途中で思わぬ出費が発生して、結果的に予算を超える総額を支払うことには同意できないでしょう。しかし結果的に予算を超えてしまうことは珍しくありません。それにはきちんとした理由、背景があるのです。実は店舗デザインの時点で分かることは、非常に限られています。確かにこれまでの経験から、事務所は費用を算出してくれます。しかし実際は着工後に初めて判明することも多く、追加工事や工期の延長は日常茶飯事なのです。例えば天気の悪い日が偶然続けば、工期は思わぬ形で延びてしまいます。クライアントとしては文句の言い様のない事案も少なくありませんから、最初から余裕をもった計画を立てることが求められます。経営者の中には、予算の捻出が簡単に出来ない人もいるでしょう。すぐに一括で払えない人も少なくないはずです。しかし安心して下さい。デザイン事務所もそうした事情はよく認識しており、多くの事務所は分割払いに対応しています。タイミングに関しても相談に乗ってくれる事務所がありますから、まずはクライアント側の都合をぶつけてみて下さい。一般的には、設計時に半額を、竣工時に残りを支払うケースが多くを占めます。

 さて、デザイン事務所の選定方法については、幾つか挙げたいと思います。一つは、知人に紹介してもらうケースです。知り合いに紹介してもらうわけですから、他の事務所に比べて贔屓される可能性は高まります。しかし紹介という性質上、文句の一つも言いたくなっても、我慢を強いられることになります。知人との関係を重視する人であれば、避けた方が良いのかもしれません。

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